産業スパイとして起訴、中国系エンジニア2人=米国

【大紀元日本10月4日】米政府は、コンピュータ・チップの設計データを盗み、それをベースに新たに開発したチップを中国軍部に販売しようとした容疑で中国系エンジニア2人を起訴した。

中国人の李嵐容疑者(42) =米国籍=と、葛躍飛容疑者(34)=中国籍=は、勤務先の通信器材製造会社「ネット・ロジック・マイクロシステムズ」社(以下、ネット・ロジック社)のコンピュータ・チップ設計データの窃盗行為で起訴された。

米検察側は、2人は別会社を設立し、盗んだデータで新たにチップを開発し、中国軍部に販売したことを明らかにした。2人はまた、台湾最大コンピュータ・チップ製造会社「台積電」社のデータを盗んだ容疑としても訴えられている。情報筋によると、「台積電」社は米国カリフォルニア州に事務所を構えている。ネット・ロジック、台積電両社の設計データおよびインターネット用チップとプロセッサ(CPU)があれば、軍事用途に使用できるという。

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