イラク:軍事装備117億円、中国から購入

【大紀元日本10月7日】米紙ワシントン・ポスト(10月4日付)によると、イラクのジャラル・タラバル大統領はブッシュ米大統領との会談期間中の10月3日に、米国に武器の供与の迅速化を求めていることをあきらかにしたが、米国は即時に軍事装備の供給ができないことから、すでに中国より1億米ドル(約117億円)に相当する軍事装備(重火器類以外のもの)を購入したという。各界はタラバル大統領の発言に注目した。

これまでに公開しなかったイラクと中国の軍事装備取引に、軍事アナリストらは驚いた。アナリストらは、イラクの安全部隊は2004年から2005年までに購買した11万本のAK-47自動小銃を含み、もはや米国側が供給した19万件の武器に満足できなくなったと分析した。

タラバル大統領は「イラク警察は5人のうち1人しか武器を所持していない」とし、米国側の迅速な軍事装備供給を求めた。報道によると、イラク安全部隊兵士は防弾チョッキ装備を着用しないでオープン軍用車で巡回するのに対して、傍にいる米軍は防弾チョッキを着用し、装甲車に乗っているという。

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