モスクワの私宅で大量の人骨発見、大粛清の死者の可能性

【大紀元日本10月7日】モスクワのある私宅の建替え工事中に、34体の人骨が発掘された。BBCは10月4日の報道で、死者は旧ソ連時代に殺害された人たちである可能性を示唆した。

モスクワ警察当局の10月4日の発表によると、現場では錆びた拳銃1丁を発見、一部の遺骨の頭部には拳銃に撃たれた跡がある。

警察当局は、死者は1930年代に銃殺された人たちと判断、法医学者による鑑定を行い、死者の身分などを特定するとしている。

この私宅の所有者は、旧ロシア帝国時代の貴族サリメキイェフの子孫。警察がさらに多くの遺骸が発見される可能性を示唆している。

1930年代、旧ソ連は共産党独裁指導者スターリンの統治下に置かれ、政治虐殺と粛清運動を繰り広げた。1937年にはピークに達し、秘密警察が約170万人を逮捕した。そのうち81万人以上が殺され、歴史上「大粛清」と名づけられた。

1人のモスクワ市民は、その父親の話として、遺骸発見現場には、以前、刑務所があったと証言した。

(翻訳・叶子)
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