女性の乳癌発生率、ヒップの大小と関係=英国研究

【大紀元日本10月16日】英国の最新研究によると、女性のヒップの大小は乳癌の危険性と関係があるという。

英国サザンプトン大学の研究によると、母親のヒップが比較的大きかった女性は、乳癌に罹患する確率が、三倍程度高いことが分かった。米国の雑誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・バイオロジー」によると、女性ホルモン・エストロゲンが、過度に分泌するのがその原因だ。

学会の一般認識では、エストロゲンの分泌過多は、乳癌と関係があると認識している。

サザンプトン大学の研究では、妊婦のエストロゲンの影響とは、もしエストロゲンが比較的高い母親が女児を懐胎したら、その子供の乳房組織の発育は母体のエストロゲンの影響を受け、将来的には乳癌の確率が増加するというものだ。

研究チームは、1934年から1944年に出生したフィンランド・ヘルシンキの女性6000人余りを研究対象にした。結果、300人が乳癌に罹り、48人がこの疾病で死亡していた。

寛骨の両端距離

研究によると、これらの女性の母親は、寛骨の両端距離が大きいほど、彼女たちの乳癌に罹る確率もより高くなっていた。

これらの女性の母親のヒップが30mmより大きくなると、彼女たちの乳癌に罹る確率も比較的大きくなった。

医学界のこれまでの仮説では、ヒップの比較的大きな女性は、青春期や青年期にエストロゲンを多く分泌したことを表しており、それらが懐胎する女児もまたそれらの影響を比較的大きく受けるというものだ。

サザンプトン大学の研究は、この仮説を支持し、これらの研究結果が、既に知られたエストロゲンと乳癌との関係を裏付けるものだとしながらも、この方面では更なる研究が必要であるとしている。

(翻訳/太源)

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