第17回党大会、会場周辺に戒厳令、直訴者に部屋賃貸禁止

【大紀元日本10月19日】中国共産党第17回党大会開催期間中に、直訴者が北京中南海(人民の陳情を受付ける場所)前で70歳代の老婦人がガソリンを身体にかけて、焼身自殺を図ったり、天安門の金水河に飛び降り自殺したりしたことで、当局が悩まされ怒りを覚えた。そのために、北京当局は10月17日夜、北京市民に対して、直訴者らに部屋の貸し出し禁止令を出した。命令を反する大家に対して15日の禁固に処することが明らかになった。

北京駅南側の直訴村に夜を過ごした直訴者・石さんは、宿泊先を探しに出かけるところだ。石さんによると、これまでに天安門と中南海で直訴をした者らは全員拘束され、地元へ強制送還されたか強制労働収容所へ送られている。石さん自身も現在指名手配されているという。

旅館に宿泊している上海からの直訴者・張さんによると、北京当局は色んな場所を検査しているから状況は緊迫しているという。張さんは、町中に直訴者を取り締まる警察官が配置されており、地方からの警察官が多く、特に遼寧省からの警察の車は至る所にあると語り、警察官も悪いことをしているから、後ろめたさを感じて、車のナンバー・プレートを外したりしているという。

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