ビルマ軍政武力弾圧、逮捕者3000人に

【大紀元日本10月20日】ビルマ軍政府は19日、先月の反政府デモに参加した民衆を弾圧して以来、その前後に逮捕した人が3千人近くいると声明した。そのうち5百人はまだ釈放されていない。BBCによると、今後、軍政府は、捜査や逮捕を続けるという。

現地の国営新聞の“The New Light of Myanmar”のトップニュースに、この逮捕した2927人のうち、約5百人がいまだに監禁されている。9月以来、反政府デモに参加したり、安定を破壊したりした者が訊問されている。釈放の可能性がある者なら、しばらくたってから自由を回復させると、軍政府トップのタンシュエ将軍は声明を出している。

この逮捕人数をビルマ軍政府の前回(8日)の公表したものと比較すると、800人増えているのが明らかになった。それに武力弾圧による死亡者数が10人との軍政府の発表に対し、実際の死亡者数は公表された数字より遥かに上回るとみられる。

報道によると、先月の反政府デモで、逮捕した有名な民主活動家ら3人はすでに釈放された。そのうち、喜劇俳優のザルガナ氏も含む。同氏は今回、抗議デモを主導した僧侶を支持しただけではなく、デモ参加者のために食品を提供したと重要な役割を果たした。ある芸能人夫婦も、今週水曜に釈放されたという。

(翻訳/編集・林文彦)
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