ビルマ民主化同盟:犠牲者の追悼、平和への祈り=名古屋

【大紀元日本10月28日】映像ジャーナリストの長井健司さん(50)がビルマで射殺され1か月となる27日、ビルマ民主化同盟名古屋支部は、ビルマ軍政の弾圧で亡くなった犠牲者たちの追悼と、ビルマの平和と民主化を求めるデモ進行を名古屋・栄の繁華街で行い、愛知県在住のビルマ人と日本僧侶ら約50人が参加した。

参加者らは、お経を唱えて約30分の追悼集会を行った後、ランプや、プラカードを持ち、平和の祈りを発しながら久屋大通と大津通を約1時間歩いた。

平和の祈りを捧げながら行進する参加者達(大紀元)

同支部のウイン・ヒンタンさんは「ビルマ民主化同盟は東京と名古屋の2ヶ所にあり、名古屋には約25人、全国では約150人のメンバーがいる」と紹介し、「2000年から日本でビルマの民主化活動を始め、現在週に1、2回のチラシを街頭で配布しているほか、毎週水曜日午前10時からの約2時間、駐名古屋中国総領事館前で、中国政府がビルマ軍政に経済的、軍事的支援を行っていることに対し抗議活動を行っている」という。

同支部の別のメンバーの話しによると、もし中国政府がビルマ軍政への支援を停止しなければ、来年北京で開かれる五輪をボイコットするよう呼びかける活動を検討しているという。五輪は平和と自由の象徴であり、もし中国政府がビルマ軍政への物質支援を続けるならば、ビルマ国民を弾圧しているのと等しく、五輪を開催する資格はないと主張した。

(記者・盛 祥如)
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