北朝鮮:石油不足が深刻化、軍輸送機数百機運航停止

【大紀元日本11月2日】石油価格高騰のため、北朝鮮国内のエネルギー不足問題が深刻化した、韓国聯合通信の報道によると、北朝鮮はこのほど、軍用輸送機数百機の運航を中止した、これらの軍用輸送機は韓国境地内までの航続距離能力を持っているという。

韓国軍側の情報筋の話によると 北朝鮮空軍のAn-2/コルト軽輸送機の運航はすでに停止しているという。

長期のエネルギー不足によって、北朝鮮側は以前から大幅に空軍機の飛行訓練を控えていたようだ。

1940年代末期に前ソ連から導入したAn-2/コルト軽輸送機は、双翼シングルエンジンの輸送機である。北朝鮮側は現在300機程度を保有している。

An-2/コルト軽輸送機は古い機種であるが、丈夫で実用性が高い、武装した兵士を12人乗せることができる。低空飛行も可能なので、レーダーの追跡をかわすことも可能だ。

聯合通信の報道によると、軍側の消息筋は、「An-2/コルト軽輸送機は、すでに飛行停止していた、燃料供給が厳しいので、該当燃料は他の訓練に転用された」と明言した。

北朝鮮のエネルギーはほとんど外部からの援助に頼っており、同盟国の中国の支援が一番多いという。

1950年~1953年の朝鮮戦争が終わったが、厳密にいうと韓国と北朝鮮は、依然として交戦状態である、当時の会談は停戦協定を結んだが、正式な戦争終了を明言した、平和を宣言の条約ではなかった。

2月に合意した六ヶ国会談の協定によって、国際社会はすでに北朝鮮に10万トンの燃料を提供した。北朝鮮は、百万トンの原油あるいはそれに相当するエネルギーの援助を条件に、現在進行中の核計画を廃棄することを同意した

(翻訳/編集・侍傑)
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