中国駐日本在外公館、法輪功修煉者への旅券交付拒否

【大紀元日本11月2日】駐日本中国在外公館は、在日中国人の延期旅券を押収し、新しい旅券の交付を拒否している。対象は法輪功修煉者の在日中国人。当事者らは一部詳細を明らかにした。

当事者の1人、大阪在住の会社員・曹さんの証言によると、旅券を更新するために、彼は8月28日中国駐大阪総領事館を訪れ、延期手続きを行った。預り証には9月10日に、新しい旅券を受領できると記載してあった。翌日の8月29日、領事館の職員から電話連絡があり、更なる審査が必要なため期限内に交付できないと告げられた。交付日については、電話で連絡するという。それから、2ヶ月以上が経過したが、領事館からの電話連絡はない。曹さんの問い合わせについて、関係者は「審査中である」と繰り返し、具体的な説明はなかった。10月18日、曹さんは領事館を訪れ、金領事と面会した。その席で、金領事は法輪功の修煉をやめない限り旅券は交付しない、と繰り返し強調。国家は公民に旅券を交付するかどうかを決める権限があり、違法行為ではないと主張した。

そのことについて、日本の弁護士によれば、旅券は国籍や、名前、生年月日、出生地などの情報を証明するものであり、生まれてきた子供に出生証明を交付するのと同じで、政府には自国民の旅券の申請を拒否する権限はない。旅券の延期を拒否することは、公民権への侵害であると述べた。

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