英国、EUで一番多い難民希望先

【大紀元日本11月8日】このほどEU連盟公布の数字によると、昨年英国は27850人の避難申請を受け取っており、仏に代わってEU連盟で一番多い難民希望先となった。

英国に避難申請を提出したのはアフリカ・エリトリア(Eritorea)人が最も多く2725人。第二位はイラン人2675人とアフガン人2650人。 昨年の申請者は一昨年と比べ3千人減っており、最も多い年は2002年の103080人であった。

仏は昨年26300人の難民申請を受け取っており、スウェーデンは24300人、ドイツは21000人で順に2,3,4位と並ぶ。EU連盟27ヶ国中最も少なかったのはエストニアとラトビアで、それぞれ5人と10人だけであった。

2006年、EU連盟では合計192300人分の難民申請を受け取っているが、2005年に比べれば15%減少し、2001年の半数であるという。その中でイラクがロシアに代わり最も難民になる数が多い国であり、その数は2万人近い。ロシアは二位で13000人弱である。

スウェーデンは難民に対し開放政策を採っており、これにより昨年8950人のイラク難民が受け入れられ、その90%は居留権を得ることが出来たという。さらに英国に庇護申請したイラク人は16%だけ居留権を得ているという。

(記者・周成、翻訳・坂本)
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