ダライ・ラマの公開支持者を国家政権転覆罪として拘束=中国四川省

【大紀元日本11月15日】ダライ・ラマ14世がチベットに戻ることを公開支持した四川省甘孜州チベット人指導者アイタク氏(53)はこのほど、国家政権転覆罪として中国当局に拘束され、来週判決が言い渡される。

中国人権民主運動情報センターは検察院関係者の話を引用し、アイタク氏のために弁護しようとした弁護士は中国当局に拒否されたとし、政府側がアイタク氏に弁護士を別につけたという。今年8月1日に、甘孜州理塘県では大規模な競馬の大会を含む解放軍設立80周年の記念式典で、アイタク氏は予告もなく会場でいきなり演説を始めた。同氏は当時、ダライ・ラマの帰国を支持する内容を発表したため、その場で公安に拘束された。後にアイタク氏の解放を求める千人以上のチベット人は、数百人の武装公安警察と流血衝突し、少なくとも30人のチベット人が強制連行されたという。

中国中央政治委員会は今回の衝突事件を「特別重大政治事件」として定めた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。