中国浙江省:市民が警官隊と衝突、パトカーなど破壊

【大紀元日本11月21日】中国浙江湖州地区で11月18日夜、民衆による大規模の抗議事件が発生した。香港の「中国人権・民運情報センター」によると、一人の若者が警察に見殺されたことで現地の数千人の市民が数百人の武装警官と衝突した。パトカー5台が破壊され、市民50人以上が負傷、20人が逮捕されたという。

同センターによると、当日午後2時ごろ、産業労働者の蕭忠明(男、27歳)が友人を乗せたバイクを運転する際に、ヘルメットを着用しなかったことが警官に発見され、逃走を図った。その間、蕭忠明は河に転落した。

追跡していた警官3人は、泳げない蕭忠明から救援を求められたが、これを無視した。意識を失ってから30分後に、蕭忠明が河から拾い上げられたが、すでに死亡した。

このニュースが現地で瞬く間に広がり、市民数千人が事故の現場に集まった。当局は武装警官数百人を動員した。怒った市民はパトカーを横転させて破壊したり、ゴミ箱などを燃やしたりし、双方の間に流血衝突が発生した。

同センターは現場目撃者の証言を引用し、「5台のパトカーが破壊され、50人以上の市民が負傷、20人が逮捕された」と報じた。

現地の湖州・公安局がこの事件の発生を認め、詳しい状況について、調査中としている。

(翻訳・叶子)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明