サウジアラビア:鳥インフルエンザ感染阻止、家禽350万羽処分

【大紀元日本11月24日】サウジアラビア農業省11月22日の発表によると、首都リヤドで今月中旬に高病原性ウイルスH5N1型鳥インフルエンザ感染が確認されてから、350万羽あまりの家禽を処分することに着手した。

農業省の発表では、11月12日にリヤドの西部および南部の農場から家禽の鳥インフルエンザ感染例が発生し、H5N1型ウイルスが検出されたという。また、感染経路は渡り鳥によるものだと断定されたことから、当局は渡り鳥の捕獲を避けるよう強く呼びかけている。

サウジアラビアでは、今年の3月に鳥インフルエンザに感染した家禽からH5N1型ウイルスが検出されて、生きている家禽の輸入を全面的に禁止した。

一方、サウジアラビアに隣接しているクウェートも今年の4月にH5N1型ウイルスが検出され、170万羽の家禽を処分した。今のところ両国ともに、人が鳥インフルエンザに感染した症例は出ていないという。

(翻訳/編集・余靜)
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