【ことばの豆知識】同輩でも「先輩」?

【大紀元日本1月6日】「先輩、コンビニ寄って帰りませんか?」クラブの練習帰りに、高校の下級生が上級生を誘っている場面ですが、中国人には何とも奇異に聞こえます。

中国語の“輩”は本来、順序を表し、“先輩”とは「先に来た人」、“後輩”とは「後から来た人」を指しました。それが、学問、技芸、年齢などいろいろな点で自分より上の者を“先輩”、下の者を“後輩”と呼ぶようになり、そのうち、「世代」が自分より上の者、下の者を呼ぶ場合に限定され、現代中国語に引き継がれています。ですから、日本で同世代の高校生同士が「先輩」「後輩」の関係にあることは、中国人には理解しがたいのです。

一方、日本語の「輩」も古くには順序を表し、学問、技芸、年齢などの点で自分より上の者を「先輩」、下の者を「後輩」と呼んでいたのですが、現代語では一般に年齢に関する場合に限られるようになりました。ただ、年齢が上や下であるとは言っても、同世代間での長幼に関して使われるのが一般的です。父親ほども年の離れた人を「先輩」と呼ぶこともありますが、それは、同窓会のように、構成メンバーの年齢が連続していて世代で区分しにくいようなグループの場合に限られるようです。某テレビ局に、各界の第一線で活躍する著名人が母校の小学校を訪ね、子供たちに授業をする、「課外授業~ようこそ先輩~」と題する番組がありますが、この「先輩」が正にそうです。

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