【神韻芸術】観客を楽しませるだけでなく、思考力も刺激

【大紀元日本1月14日】2月に日本に上陸する神韻芸術祭は、米国ニューヨークのクリスマス公演を終え、現在、華人新年祝賀祭と銘打ち、北米のアトランタを皮切りに巡回公演を行っている。サンフランシスコのエポックタイムズのイバン・ベリノフ記者が、同公演を紹介した。日本では、来月12日の東京公演を皮切りに、名古屋・大阪で上演される。

2007年に別れを告げ、夜空を明るく照らした新年を祝う花火の記憶も遠くなりつつあるが、新年の祝賀はこれから再び始まる。中国の旧正月(今年は2月7日)だ。旧暦新年を迎えるにあたり、全く新しい、世界各国で高い評価を受けた「神韻・華人新年祝賀祭」が、あと二週間ほどでサンフランシスコにやって来る。1月23日から26日までの4日間の公演が行われる。

今年は、公演関係者によると、サンフランシスコの歴史的に有名なオーフィウム劇場で、豪華絢爛なショー・プログラムで、観劇愛好者を驚嘆させるという。

公演のテーマは、中国の清、明、唐王朝時代の古代英雄譚や伝説に基づいており、現代的な物語も織り込んでいる。公演の使命は、観客を古代中国へ誘い、中国五千年の伝統文化を体験させることだという。

しかし、華人新年祝賀祭の使命は、観客を楽しませるだけでなく、思考力も刺激する。

公演関係者のリサ・ウエンディさんは、「わたしたちのルーツと伝統をさかのぼるのです。中国の伝統文化は、文化大革命で失われてしまったのです」と中国大陸の現状について述べながら、「舞踊と音楽を通して、本物の中国の伝統文化をお見せします。そこには、純粋なる真、純粋なる善、純粋なる美が内包されているのです」と語った。

高い評価を受けている舞踊家や歌手、音楽家などから著名な集団―神韻芸術団が出演し、家族で楽しめる同公演は、70人以上の舞踊家、声楽家、音楽家などの国際的なキャスト、洗練された音楽、最先端のデジタル映像が映し出されるバックスクリーン、息をのむような美しいコスチュームとともにやって来る。

サンフランシスコで昨年の公演を見たエメリービルのケン・ブコウスキーさんは、「本当に目を見張るような素晴らしいものだ…多くの舞台をみているが、これは斬新で興味を引くものだ…音楽も、二胡も、舞踊も、太鼓も、本当に素晴らしかった」と絶賛した。

舞踏家のビナ・リーさんによると、ダンサーたちは、西洋のバレエと中国の古典舞踊のトレーニングを受けたという。ダンサーたちは、厳しいオーディションを合格し、多くのリハーサルを重ね、生オーケストラの演奏に合わせて熱演する。しかも、ステージで着る手作りのコスチュームは30万ドル以上の価値があるという。

華人新年祝賀祭は、4大陸70カ国以上を巡回し、65万人の集客を見込んでいる。

最大の中国文化イベントとされる、同公演は、在外華人が設立した中国語のテレビ放送局である新唐人テレビが後援している。新唐人テレビのネットワークは東洋と西洋の両文化において、最も洗練された番組を提供し国際的な評価を得ている。

華人新年祝賀祭は先日、ニューヨークのラジオ・シティー・ホールで上演された。カリフォルニアでは、サンディエゴとロサンゼルスでの公演後、サンフランシスコで7ステージ行われる。

(翻訳編集・佐藤)