【神韻芸術】「神韻」のもつ普遍的な魅力

【大紀元日本2月17日】2月15日、「神韻芸術祭」東京公演の千秋楽。

最終演目の「威風戦鼓」が終わると、素晴らしい演目の数々を堪能した観客が、決まって感動冷めやらぬ表情のまま客席を後にし、会場ロビーに表れてくる。

そのなかの一人、30年以上も趣味のバレエをされており、姉もバレエ教師であるという藤本信子さんに「神韻」のご感想を伺った。

「演目の中に、非常に物語性がありますね。世界バレエフェスティバルというのが2年に1回ありまして、私は20年以上前から毎回見ていますけれど、もう大好きです。この神韻のステージには、バレエに通じる動きがたくさんあります。その上、物語性があると思うのです。それから最後の勇壮な太鼓。リズミカルですし、動きがありますし、本当に皆さんが一糸乱れず同じ動きができているところが、とても訓練できていると思いました。心に響くものはたくさんありましたが、私が好きなのは動きがはっきりしている太鼓ですね。それから最初の踊りもステキでした。本当に群舞が素晴らしいです。たくさんの人の動きがきれいでした。また来年も来てみたいですね」

長年バレエを愛好されている藤本さんの目からしても、「神韻」の舞踊は高く評価されたようだ。芸術性の高さというものは、舞踊の種類が異なっても普遍的な価値観によって十分理解されるということだろう。

また「神韻」を見に来た外国人も多く見かけた。バングラディシュ人の男性と日本人女性の夫妻は「舞踊の技術が素晴らしいです。中国の歴史・文化は、とても良いと思いました。ダンサーの衣装もきれいですね」

ご主人が、「バングラディシュでも『神韻』公演をやられてはどうですか。バングラディシュはイスラム教の国ですが、この『神韻』ならば99%受け入れられると思いますよ」というと、すかさず日本人の奥様が「あら、100%よ。必ず受け入れられると私は思うわ」と確信を示した。

観客の帰属する文化が何であれ、美しいものは美しい。

それもまた普遍的な価値観であるからこそ、「神韻」は世界のどこへ行っても絶賛されるのであろう。

2月17日は、日本公演第二の地、名古屋・名鉄ホールで13時と18時の2回公演がおこなわれる。

(記者、牧)