【神韻芸術】ネットで「神韻」を見た中国の民衆、「人々の魂を洗い清める」

【大紀元日本2月21日】中国の新年の期間にあたる2月11日、河北省のある男性が、携帯電話に入ったショートメールによって知りえた放送時刻と情報規制を突破するある方法により、インターネット・カフェで、新唐人テレビの放送する「全世界華人新年晩会(神韻芸術祭)」の録画を見ることができた。

その男性は、「(『神韻』を見て)その演目には本当に感動し感激させられて、目に涙があふれました。その上、長く患っていた呼吸器の病気が、薬も飲まずに治癒してしまったのです」という。記者の取材に、その男性は次のように語った。

「『神韻』の噂は早くから聞いていましたが、その内容までは知りませんでした。そんな時、私の携帯電話に、新唐人テレビの『神韻』が近々放送されるというショートメールが入ったのです。今ニューヨークで『神韻』は大盛況であることも知りました。私はこの知らせを聞いてとても嬉しくなり、予告された時間に近所のインターネット・カフェへ行き、ほとんど障害もなく新唐人テレビのネットに入ることができたのです」

「不思議なことに、その日、インターネット・カフェに来ていた客は非常に多かったのですが、私の両側の席には全く人が座らなかったのです。つまり、私が『神韻』を見ている間、それを邪魔する人間はいなかったということで、まさにこれは天の采配であると思ったのです。あるいは、これを機縁というのかも知れません」

『神韻』を見た感想を記者が聞くと、その男性は次のように答えた。

「このステージの全てが素晴らしく、忘れ難いものです。芸術性も鑑賞性も非常に高く、超一流であることは間違いありません。演目の内容もみな最高です。それに比べると中共が毎年おこなっている『春節晩会』など、極めて低級であり、また凡俗ですので、この『神韻』と並べて評することなど根本的に不可能です」

「『神韻』の最初の演目は、大唐を表現したものでしたね。これこそ中華民族の誇りであり栄光です。『神韻』は、これを舞踊と音楽で表現して観客に見せていましたが、まさに大唐最盛期のころが偲ばれて、私は非常に感動し心を奪われてしまいました。舞台の背景幕も迫力があってすごかった。その時、私は心の中で思ったのです。この『神韻』の演目の全てを見よう。これこそ本物の中華民族だ。これこそ中国だ。そういう衝撃を私は受けたのです」

「その演目の中に、三人の法輪功学習者を描いた舞踊があり、私は深く感じ入ったのです。彼女たちは今、暗い監獄に入れられている。その壁には『法輪大法好』と書かれている。その中の一人が、他の二人をかばったため、警察に殴打され殺されてしまうのです。彼女は昇華して、神仏の世界へと導かれていきます。神仏の世界の美しさと監獄の暗黒とが、まさに人心の善と悪という対比として鮮明に描かれていました。舞踊の中に表されていた法輪功学習者の信念は、まさに自己の生命と引き換えにしてでも守り抜く、というほど強固なものでした」

「私は、涙を流しながらこの演目を見ました。法輪功への迫害を目にした私は、今日に至ってもまだ中共による迫害を受けている宗教者や信仰者、そして中共の奴隷のように扱われている少数民族のことを連想したのです」

さらにその男性は、こう述べた。

「『神韻』は、まさに天上から地上へ救済にきたのでしょう。人々の洗い清めるためにです。『神韻』がこれほど人の心を引きつけるのは、それが中国伝統文化を再現したものだからです。中国共産党がつくる文化は、すべて党を愛するように仕向けられたものです。しかし、中共の正体が何であるかは誰だって知っています。だから中共がつくる『党文化』などは反感を買うだけで、誰も見たくないのです。あの『亡国テレビ』のCCTV(中央電視台)は、まさに虚偽の象徴といえるでしょう」

「私がこの『神韻』を見ていた時、目の前に一筋の光が見え、体の周囲が温かくなったようで、とても心地よい気がしたのです。インターネット・カフェでは15番の席にいましたが、私の隣の14番と16番には誰も来ませんでしたので、私は誰にも邪魔されず、2回にわたって『神韻』の録画を見ることができたのです。不思議だと思いませんか? その上、見終わって家に着いてみると体が非常に調子よく、寒さのために悪化していた私の呼吸器の病気が、鼻づまりも、咳も、喉の痛みも、薬を飲んでもいないのに自然に治っていたのです。以来、この何日かの間ずっと、私の体の中に何らかの変化があったように感じられるのです」

最後に、その男性はこう話してくれた。

「おそらく多くの人が『神韻』を見たのでしょうね。この数日間でも、ネット上に続々と、1月15日の元宵節に関連しての『神韻』再放送の情報が出ています。『百度(訳注 中国のインターネットサイトの一つ)』にも出ていました。その他のサイト上にも、すべて出ています。私の携帯電話にも、またそれに関係する情報が入ってきましたよ。私もできるだけそれを友人知人に転送するようにしています。たくさんの人に『神韻』を見てもらいたいからです」。

(記者・馮長楽、李玲取材報道、翻訳・牧)