中国大使館による圧力で神韻芸術祭釜山公演が中止の危機

【大紀元日本2月25日】神韻芸術祭釜山公演前売りチケットを買った釜山の文化的市民6000人らは、公演妨害という中国大使館の明白な主権侵害行為により、文化的な主権さえ剥奪される危機に瀕したと声を高めている。

24日午後2時頃、釜山KBS放送局の正門前で、神韻芸術団公演を妨害した中国大使館の主権侵害行為を暴露する緊急記者会見が開かれた。

公演の主催関係者である、(株)大紀元韓国支社、ソナタ芸術企画関係者、民主市民連合イムソンズン代表、不正腐敗追放市民連合、司法改革全国民連帯など国内NGOらの市民団体は、釜山市民たちに真相を知らせるステートメントを朗読し、中国大使館の公演を妨害する行為に同調した釜山KBSテレビのイ・ビョングスン社長に公演が鑑賞できるよう契約の履行を促した。

公演の主催者側機関である大紀元新報は、ステートメントで「大韓民国の代表的な公営放送であるKBS側は、中国大使館の不当な圧力に屈服して、大韓民国・国民の文化的基本権を侵害した」と指摘しながら、「これは国民の文化的基本権を侵害した不当行為であるだけに国民の受信料を受ける資格がない」と譴責した。

また共同主催側であるソナタ芸術企画のイ・チョンンジン広報室長は、「釜山公演の前売り率が、もう3回分も全席が売り切れに迫っているのに、切符を既に買い求めた釜山の文化的市民6000人は、中国大使館の明白な主権侵害行為によって、文化的な主権さえ剥奪される危機に瀕した」と声を高めた。

この席で公演主催側は、市民団体たちとともにKBSの受信料取り立て及び引き上げ拒否、観賞契約不法取り消しに反対する、全国民署名運動に突入すると明らかにした。

主催機関及び市民団体たちは引き継いで中国領事館の前でも記者会見を持って神韻芸術団の釜山公演を邪魔する中国大使館を糾弾した。

22日から24日まで、3日間ソウル慶煕大学・平和の殿堂で公演を終えた神韻ニューヨーク芸術団は、5000年の中華伝統文化を修復して、現代的観点でこれを再現する公演で、国際舞台でも名声を博している。

予定通りなら、神韻芸術団の釜山公演は、26日から2日間、釜山KBSホールで幕が上がらなければならない状況だ。

 

(イ・チョンジン記者)

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