激しさ増すラサ暴力鎮圧事件、海外から支援の声

【大紀元日本3月16日】激しさを増す中国共産党の暴力鎮圧に対するチベット人の抗議事件で、多くの国際メディアは中共が現地時間14日午後1時ごろからラサ市において戒厳令を敷き、再び戦車が街に現れたと伝えている。また、報道が伝えたチベット人の最新死亡者数は80人を超える。この事件により海外のチベット人のラサに対する声援活動が起こり、百人近いチベット人が14日、駐シカゴ中国領事館前でキャンドルを持ち、徹夜でラサ鎮圧に対する抗議活動を行った。

「中共の欺瞞の陰で人々が命を落としている」

自由チベット学生組織とチベットシカゴ連合会が当日の抗議に参加し、米国の支持を呼びかけた上に暴力に対するラサの抗議活動に声援を送った。同学生組織シカゴ主席Tenzin Youdon氏は「我々は短期間で今回の活動を準備し、他の自由チベット学生組織と共に声を送った。我々は彼らに「諦めないで、我々はここであなたたちを支持している。あなたたちは忘れ去られたりしていない」と伝えた。 

他に中共に伝えたことは「私達は全ての人に中国共産党がチベットでした事の全てを知らせることができる」とチベットシカゴ連合会の前会長Kecsang Draggo氏は話し、さらに「一般的に言えば、共産党は情報封鎖しているので、全てのチベット人は中で何が起きているのか知るはずがないと思っている」と記者に話した。

北京オリンピック開催前のこのような抗議活動をチベット人は彼らにとっての絶好のチャンスと考えている。Draggo氏は「我々の時が来た。チベットの人民には今日の我々の抗議のようなチャンスが今までなかった」と話す。

この北京オリンピック前の抗議活動について、チベット亡命政府とダライ・ラマが「不介入」と「不支持」の立場をとっていることに対し、同氏は、チベット人民はチベットの政府ではない、という「中間路線」がダライ・ラマの観点で、ダライ・ラマの観点を支持しているものもいれば、チベットの独立を支持しているものもいるという。

当日、抗議にきたチベット人は遠くの家族に電話をするチャンスがなく、そのうえ聞いたところによるとチベットの電話線はすでに不通になっていると話していた。Youdon主席は、彼らは依然として海外で団結している声を他の方法で家に伝えることを望んでいると話し、同時に別のチベット人も、彼らは中国人民に反対しているわけではない。チベット人を鎮圧した中共政府に反対しているのだ。彼らは中国大陸の人々の理解を得ることを望んでいる、と強く訴えた。

(翻訳・坂本)
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