【地方短信】瀬戸大橋開通20周年

【大紀元日本4月25日】瀬戸は1988年4月10日、本四架橋三ルートのトップを切って開通され、今年20周年を迎える。上が道路、下が鉄道の二階建て構造で、岡山県と香川県に挟まれた瀬戸内海を六つの橋で海上部9・4㌔を結んでいる。下を走るJR瀬戸大橋線は1日約2万3千人の利用があるが、上を走る瀬戸中央自動車道は、高額な通行料金がネックになり、当初見込みの半数以下の1日1万4千台の利用にとどまっているという。

4月12日、開通20周年を祝って、坂出市・与島や高松市・サンポート高松などで記念イベントが開催され、13日には開通後初めて橋上を全面通行止めにして記念のマラソン、ジョギング、ウォークが開催され、五輪メダリストを含むおよそ1万1千人が汗を流した。

開通時の瀬戸大橋ブームが去ったとはいえ、多島美の瀬戸内海に浮かぶ長大橋梁群の景色は、現在も岡山市の後楽園、倉敷市の美観地区とあわせてセットされた人気観光ルートである。下津井の鷲羽山展望台は、瀬戸大橋の眺めがよく、よく晴れた日には四国坂出まで見える絶好の人気スポットである。瀬戸中央自動車道の児島ICから15分くらいで行ける。

瀬戸大橋を観る人気スポット鷲羽山からの眺望(撮影=大紀元、08/4/20)

(記者=哲西)