中国広東省:深せんで民衆の抗議、頻発

【大紀元日本5月5日】4月23日から25日にかけて、香港に隣接する広東省深せんにある旧市政府の門及びその附近で、多くの抗議活動が発生した。23日の抗議活動には100人余りが参加した。参加者の年齢は、上は60歳の老人、下は20歳前後の青年と様々であった。抗議者は揃って黒のTシャツを着ており、シャツの前後に、「反貪(貧困反対)、維権(人権を守れ)、国資、流出」などの文字がプリントされていた。抗議者の群れは、市政府前の花壇の大半を取り囲んでいた。

抗議の際、約40人余りの公安職員、私服警察が現場におり、うち数人が警察の階級章を着用していた。うち、一人がカメラを持って抗議者を逐一撮影していたが、双方に衝突は発生しなかった。

近年来、中共の経済発展のアンバランス、資産配分のアンバランス、法制度によるコントロールが深刻に損なわれていることから、民衆の間に大量の冤罪事案が発生しており、これによって、中国特有の「直訴」の現象が発生している。

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