【エンタ・ノベル】麻雀の達人(3)-悪夢の追憶-

【大紀元日本6月19日】満福は、このところ悪夢に苛まれるようになっていた。20年前に麻雀の勝負で自殺に追い込んだ黒龍楼の店主が夢枕に立つようになったのだ。確かに、若い頃の満福は天分の盲牌と積み込みの裏技で快進撃を繰り返していたが、対戦相手の自殺は自らの慢性的な罪悪感として色濃く心に残っていた。しかも、それが毎晩のように夢枕に立って睡眠障害になるばかりか、昼間麺きりをしているときでも幻影として出てくるので、既にかなり精神的に弱っていた。

-20年前-

満福「黒龍楼の王さん…どうします?もう400万円以上も負けてますよ。店の権利書でも賭けないと、もうもちませんよ…」。血気にはやる満福は、黒龍楼の店主・王回竜を煽る。

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