中国雲南省=民衆と警察の衝突、公安が村民2人を射殺

【大紀元日本7月22日】中国雲南省孟連県で大規模な警察民衆の衝突が起きた。19日土曜の午前、孟連県の千人を超えるゴム園の農民が街へ出て、当局による土地利用の強行、および彼らの収穫を市場よりも4割安く販売するよう脅迫したことに対する抗議デモを行った。このデモで警察側は村民2人を射殺し、この他に数十人が負傷しているという。

現在、現場情勢は依然として緊張状態にあり、国営新華社の英文報道は、20日朝も依然として200人を超える人々が、衝突が起きているゴム工場の周囲に集まっていると伝えている。馬鎮住民はラジオ自由アジア(RFA)の取材で、ゴム園の農民が射殺され、その家族が激昂し、政府に適切な処理を求めているうえ、その他の農民も抗議を続けていると話している。

*強制的な土地収用

報道によると、少数民族が大多数を占める雲南省孟連県ではゴムの植樹が主な収入源となっている。近年は国際ゴム価格が上昇し続けており、現地ではゴムの植樹ブームが起きているという。しかしそれらの土地には限りがあり、当局は農民が持っている山地を大規模に強制収用し、さらには原生林を破壊し、ゴムを採取した。

公安局が暴動防止を理由に村民2人を射殺

新華社によると、孟連県では15日作業グループを公信郷、馬鎮に派遣し、農民とゴム企業の間の衝突事件を処理していた。19日午前、現地公安局が衝突に参与した農民を呼び出した時村民に取り囲まれ、多くの警察車両が攻撃されたという。公安は「暴動防止、自衛のため銃の使用を迫られた」として銃を使用した。多くの村民がけがを負い、その中の2人が手当の甲斐なく死亡した。

また新華社英文報では19日の衝突時、現場の公安局員は400人を超える民衆に取り囲まれ、混乱の中13人の民衆と41人の警察官がけがを負ったと伝えている。

*北京当局の緊張

北京五輪開幕日が迫るなか、今回の発砲事件はまたしても少数民族に関連しているため北京当局は非常に緊張しており、事態の拡大を恐れている。

20日午前の時点で、百余名のゴム園農民が依然としてゴム会社の大会議室に留まっている状態である。普洱市委員会書記、孟連県委員会書記等の職員は集まった農民らに対し10時間以上にわたり説得している。新華社はさらに雲南省委員会書記である白恩培氏が、死者の家族を宥めることと適切な善後処理と群衆作業、早い時期での解決を求めた。

以下は最近中国各地で起きた大規模な集団抗議事件である。

7月17日 広東省惠州市博羅県で湖南省籍のオートバイタクシードライバーが警察に暴行を受け死亡したことにより数百人に上る湖南省からの出稼ぎ労働者が抗議。デモに参加した労働者は警察車両をひっくり返し、現地の治安隊オフィスに怒りをぶつけた。

7月10日 浙江省玉環県で出稼ぎ労働者が公安局員に殴られたことから数百人の出稼ぎ労働者が連続3日間、夜に現地の坎門派出所を攻撃した。

6月28日 貴州省瓮(ウェン)安県の公安が少女をレイプし殺害した犯人を庇護したことが発端となり、数万人の民衆が政府建物を破壊した。

(記者・王珍、翻訳・坂本)
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