北京での陳情を試みるエイズ感染者ら、逮捕監禁される

【大紀元日本8月19日】五輪期間中に北京の中央政府への陳情を計画していたエイズ感染者が逮捕・監禁されていることがこのほど明らかになった。

中国河南省民権県在住のエイズ感染者19人は現在、商丘市平台監獄に監禁されているという。

「博訊ネット」によると、監禁された人々は五輪期間中に北京市の中央政府機構への陳情を計画、エイズ感染者への支援金の増額を求め、大規模のエイズ集団感染を引き起こしたのは、誤った輸血政策を行った現地政権の責任として、被害者に賠償金を支払うよう要請する予定だったという。

現地の情報提供者によると、現地には約数百万人のエイズ感染者がおり、中央政府からのエイズ患者救済の財政予算は、現地政権に不正使用されている。上記の19人は8月15日、陳情へ向かう途中で現地の公安警察に逮捕された。この情報提供者自身も、五輪開催期間中に北京への陳情禁止が命じられ、毎日監視・尾行されているという。

河南省では、1990年代初めから、現地政権の輸血政策により、血液の売買が盛んに行われ、血液を売って生計を立てる農民が大量に現れた。一方、管理・監督体制が杜撰であったため、後に大規模なエイズ集団感染が発生し、一つの社会問題となっている。

(翻訳・編集/叶子)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明