学校グランド売却に反対、学生数千人が抗議=中国河南省

【大紀元日本9月9日】中国河南省周口市瀋丘県で9月5日、現地政府が学校のグランドを不動産開発業者に売却したことに抗議するため、第二中学(中高)の学生数千人が大規模な抗議活動を行った。大勢の武装警官が現場に配置され、暴力で学生を退散させた。

同校の匿名教師によると、学校は現地住民の共同出資で作られた。そのグランドは繁華街の兆豊大道に隣接するため、交通の便が良く、地価が大幅に上昇している。暴利を貪るために現地政府と学校の幹部が結託してグランドを不動産業者に売却、その跡地に豪邸が建設されることになった。8月29日、不動産開発業者が建設工事を始めた。その際、千人以上の学生と教師が工事を止めるため人間の盾を作る騒ぎも起きていた。

そうした経緯を背景に、グランドの売却に反対する学生は抗議行動に出た。9月5日、市内で抗議デモを行った後、県政府の役所と派出所を囲んだが、大勢の武装警察が現場に配置された。

目撃者の証言によると、武装警官が暴力をふるうと、学生らは役所の看板、窓ガラス、設備を壊し始め、一時は役所の中に乱入し、火をつけようとした。

警察ともみ合いの際、数十人の学生が負傷、一部は病院で治療を受けているもよう。

当局はこの抗議行動の情報を全面封鎖し、現地のメディアも一切報道していない。ネットからの情報漏れを防ぐためか、現地のインターネット接続も一時できなくなったという。

いまは、授業はすでに再開したが、当局からの解決策がないため、学生とその親、教師の間では、グランドの売却に依然反対している。

(翻訳編集・叶子)
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