石鹸原料を食用油に、幼稚園でリンパ腺異常の集団発症=中国浙江省
【大紀元日本10月14日】中国浙江省慈渓市滸山鎮の私立・体芸幼稚園で、園児過の半数を占める200人以上が、リンパ腺の数値は正常値より遥かに高く、腸のリンパ腺が腫れているという同じ症状が診断された。その後の検査により、同幼稚園の昼食の調理に使われているパーム油は融点40度のもので、石鹸製造の原料であることが判明した。
ある親の証言によると、たまたま調理場に入った親がドロドロで半分固まっている調理用油を発見した。また、調理場は非常に汚く、ゴキブリ、ハエが這い回っていた。怒った親たちはわが子がこれまでに頻繁に腹痛したり、下痢したりしているのは偶然ではないと警戒して、こどもを病院に連れて診査してもらった。B超音波検査の結果、園児の過半数を占める200人以上が腸のリンパ腺が腫れていると診断された。
10月7、8日の二日間にわたり、数百人の親は幼稚園と市役所前に集まり、問題の調査・解決を求めた。地元メディアの記者が現場を取材したが、帰り道で正体不明のグループに尾行され、撮影映像が強制的に消された。地元メディアはその事件を一切報道しておらず、ネットの書き込みもほとんど消されている。
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