中国重慶市:教員らの大規模ストライキ 参加者1万人超える

【大紀元日本12月18日】ネット上の情報によると、重慶市で今年10月に、大規模な教員合同ストが起こった。当地政府が情報閉鎖や教員を脅迫したが、教員たちはけっして圧力に屈しなかった。近日重慶市所轄各区、各県の教員がいろいろな形で全面ストライキに踏み切った。黔江地区の教員2000人が政府前の広場で抗議活動を行った。現役教員以外に定年した元教員もストに参加し、各地方の政府機関に集まり、座り込み抗議を行った。

給与と福祉の改善を要求する教員ストに対して、中央政府御用報道機関新華ネットは責任が地方官員にあると非難した。

11月下旬に重慶市政府がようやく解決策をだした。内容として、現役教員に月200人民元の手当てを、定年教員に月100元の手当てを支給する。但し、三ヶ月間のみ。つまり 現役教員は計600元、定年の教員は計300元しかもらえなかった。そして、新聞やテレビを利用して、教員に手当てを支給したことを公表し、重慶市教員の給与は普通の公務員に等しくなったと宣伝した。こうしたごまかしが重慶市教員全員の怒りを買った。

まず、「教員法」と「義務法」に教員の給与は公務員より低くてはいけないと決められているが、地方政府はなんら対応しなかった。

次に、中央政府の人事部、財政部、教育部三部門が教員の給与は公務員レベル或いはそれ以上と指示出したが、重慶市政府はそれについて対応しなかった。

さらに、重慶市の現状では、教員の給与は公務員の五分の一であり、明らかに同じレベルではない。

解決策に不満を抱いた教員達は、更なる大規模な抗議活動を計画した。それに対して、市政府が公安、教育、地方政府の官員及び各学校の校長を総動員して、ストに参加しようとする教員を脅迫したが、重慶市所轄各区、各県の教員がいろいろな形で全面ストライキを踏み切った。定年の教員も抗議に参加した。

(翻訳・侍傑)
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