グラミー賞受賞者、「神韻の歌手は世界一流の歌手と肩を並べられる」

【大紀元日本2月4日】第43回グラミー賞(2000年)を受賞したテノール歌手ジェ・ホワイトさんは1月31日、神韻ニューヨーク芸術団のインディアナポリス公演を鑑賞し、同芸術団のテノール歌手を「世界の一流の歌手と肩を並べられる」と絶賛し、歌から「伝統文化を大事にする心と深い同情心を感じ取った」と感想を述べた。

ジェ・ホワイトさんは高い評価を受けているテノール歌手として、かつて世界で最も有名な男声ア・カペラ・コーラスシャンティクリアでCDのレコーディングを行ったことがあり、2000年にグラミー賞を受賞、現在インディアナ州ディポー(Depauw)大学で音楽学部教授を務めている。

ホワイトさんは歌手の歌から「伝統的な歌声」が聞こえ、「アメリカではなかなかない体験だった」とプロならではのコメントをした。さらに、その歌声から「真心と深い同情心」を感じ取り、「同じ歌い方でも、母語で母国の歌を歌うと、多くのことを伝えることができる。一緒に彼の歌声、彼の伝統と文化を分かち合ってほしいという気持ちがとてもよく伝わった」と評価した。

「中国古典舞踊は独特なものを持っている」

ホワイトさんは神韻の舞踊について、「独自のスタイルを持っている」と感想を述べた。「まさに司会者が紹介したように、クラシックバレエと違う雰囲気がある。バレエでは見られない動作がここでは見ることができた。まっすぐに動くバレエと違って、体のひねりが多く見られ、とても新鮮だった」。さらに、太極拳の愛好者でもあるホワイトさんが前半の最も好きな演目は「妖怪を退治した悟空」であり、善悪をわきまえられる悟空を気に入ったようだ。

「東洋音楽と西洋音楽の奇妙な組み合わせ」

二階のVIP席で公演を鑑賞したホワイトさんは楽団を見たとき、驚いたという。「公演現場で交響楽団を構えるのは今の時代では非常に珍しい。アジアスタイルと西洋スタイルの音が聞こえた。今日はたくさんの種類の音楽を聞けて、とても幸せだ。これはめったに体験できないことだと思う」と感激した。

「多くの芸術団団員がアメリカで育ったことに驚いた」

「たくさんの若者が、長い間途切れてしまい、しかも抑圧された伝統文化の復興に取り組んでいるのを見て、感動した」とホワイトさんは言う。「通常、年配者がこういう活動に熱心だが、アメリカで育った若者が自分の文化とつながりを持ちたいと思い、古典舞踊を習っていることは非常に重要なことだ」と神韻芸術団の意義を高く評価した。

テノール歌手として、ホワイトさんは数多くの交響楽団で歌手として活躍し、「最も尊敬すべき歌手」、「美しい歌声の持ち主」、「情熱的な歌手」と賞賛され、世界的に有名なコーラス、シャンティクリアの一員として、米国40の州と15カ国で巡回ツアーを展開し、世界各国の一流オーケストラホールで熱唱したことがある。

(翻訳・編集=高遠)

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