日本人インド舞踊家:神韻の舞踊は人の心に訴える

【大紀元日本2月12日】11日、神韻芸術団日本公演初日の昼の部、最終演目が終わった後も嵐のような拍手が鳴り止まず、満席の会場からカーテンコールがかかった。

その真中に、すくっと立ち上がり、両手を頭上に上げ、舞台に向かって盛んに拍手を送る一人の女性。日本人のインド舞踊家、ラリタ・サキさんであった。

終演後も興奮冷めやらぬ様子のラリタ・サキさんに、神韻を見た感想を伺った。

「本当に素晴らしい芸術的な舞台で、久しぶりに感動しました。特に最初の演目が素晴らしかったです。天界が映って、お釈迦様や観音様がたくさん出てきて、それが人間界に降りてくるという話ですよね。それが本当に神々しくて、美しくて、びっくりするぐらい感動しました」

インド舞踊の専門家の視点から、ラリタ・サキさんに神韻の中国古典舞踊について語ってもらった。

「非常に完成度が高くて、芸術的な舞台だったと思います。あと団員さんたちが本当に身体の動きがしなやかで、無駄のない動きをされてましたね。ただきれいなだけじゃなくて、精神的なものが強いんだなと思いました。それから、男性の舞踊も素晴らしいです。チベットの青年たちの踊り、それから最初のほうに出てきた、男性たちが手に小さな太鼓を持っておどる踊りが、すごい迫力でした。あと、イ族の女の子たちのかわいい踊りや、モンゴルの女性たちの優雅な舞を見ていたら、なんというか、癒されるというか、元気をもらいますね」

このような中国古典舞踊を今までにご覧になったことがありますか、という記者の問いに、ラリタ・サキさんは次のように答えた。

「残念ながら、実際に見る機会はなかったですね。テレビで、中国から来た千手観音の踊りを断片的に見たことはあります。ただ、その千手観音は、どうも人工的で新鮮さが無いと私は思いました。今回こちらで神韻の天女たちの踊りを見ますと、非常に自然で、わざとらしさが全然ない、純粋な美しさを感じましたね。芸術は、どんな国の民族でも、また言葉や宗教が違っても、必ず人の心に訴える力があると思います。ぜひ神韻芸術団の皆さんには、その美しさと芸術性で、もっと世の中をきれいにしていって欲しいなと思います。頑張ってください」

実際にインドの舞踊学校へ留学してインド舞踊を習得したラリタ・サキさん。

その舞踊家としての目で見た神韻の中国古典舞踊は、「世の中をきれいにする」舞踊であるとのことだ。

(記者・牧)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明