中国広西省:耕地収用めぐり警察が暴力、死傷者多数

【大紀元日本3月2日】中国広西省桂平市蒙圩鎮流蘭村で2月24日、警察と住民の間で大規模な流血衝突が発生した、重傷を負って入院した村民は9人、連行された村民は百名以上にのぼり、一部の村民は警察署で殴打された。26日時点まで、現地警察による住民の連行は続いている。年寄りや子供以外の村民は、ほとんど逃亡した。村中を恐怖が覆っている。

村民梁氏の話によると、人口5000人の村に現在幼い子どもたちと八十歳の老人しか残っていない。それでも、警察からの弾圧は終わらない、26日、村民を逮捕するために、パトカー30台がかけつけた。

衝突の起因は耕地の強制買収である。地方政府は、村の耕地を企業「華潤コンクリート有限公司」に売却した。しかし、耕地の所有者である村民達は僅かな補償金しかもらえなかった。不満を持つ村民は売却計画を断った、土地を手に入れたい地方政府は強制手段を取った。

24日午前3時ごろ、広西桂平市の警察約千人が村を襲った。村民数十名が強制連行された。夜明けてから、無実な村民の釈放を求めるため、村民1000人がデモ抗議した。行列が途中で武装警察を遭遇、警察は村民に向かって、催涙ガスを発射し、警棒で殴りかけた。村民側に重傷者が9人出て、病院に運ばれた。軽傷や行方不明そして連行された人は多数いるという。

別の村民は「耕地収用の話は去年から始まったが、村民が反対したため進めなかった、24日の明け方、計2000人の警察が村民を襲った。村民側が重傷9人、連行された人数は百人超える。行方不明になった村民もいる」と証言した。

逮捕された村民の子供が同盟休校を行った。人数は七百人にも及んだ。両親が釈放されない限り、学校にもどらない方針である。当日負傷した者の中には、小学生や老人もいった。

ラジオ自由アジア(RFA)の報道によると、今回の衝突で死者6人も出たという。死傷者の数に関して、行政府側は沈黙を続けている。

記者が地方政府に問い合わせの電話をしたが、政府の官員は否定し続けた。

近年来、土地買収紛争が起因の流血事件が増える一方である。政府は闇の組織と手を組んで、誠実な農民の土地を奪って、抵抗があった場合容赦なく弾圧する。その中、銃撃された農民もいる。





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(翻訳編集・侍傑)
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