50年代「大躍進運動」、餓死者5千万人=中国食糧専門第一人者
【大紀元日本4月15日】「ハイブリッド水稲の父」と呼ばれる中国の農業専門家で、省庁クラスの高級幹部・袁隆平氏はこのほど、広東省の機関紙「広州日報」のインタービューで、1950年代末、中国当局が推進した「大躍進(ダイヤクシン)運動」の最中、深刻な食糧不足により餓死した人が5千万人以上にのぼると指摘した。中国の政府機関紙がこの事実を報道したのは初めてで異例である。
「広州日報」は4月8日、袁氏への独占取材の記事を掲載した。それによると、同氏は大躍進運動を実体験した人として、当時道端には餓死した人々が随所に横たわっていたと証言し、餓死者の総数は5千万人を超えることを示した。
「若い人は知らないかもしれないが、三年困難時期(「大躍進運動」の中国国内の俗称)の時、数千万人も餓死した。木を伐採して鉄鋼生産に使い、生態環境は破壊された。1959年の大干ばつが発生し、一年間食糧が収穫できず、四、五千万人も餓死した」。
関連記事
中共が加える力が大きくなるほど、日本で生じる反作用も大きくなる。これまでのところ、中共は望みを実現できていないばかりか、逆に少なくとも6つの悪影響をもたらした
外交では、握手と署名が「決着」を意味するとは限らない。同じ合意を、一方は和平と見なし、他方は次の一手のための時間と見ることがある。トランプと習近平は、本当に「同じ取引」をしているのか
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る