台北法輪功、“4.25”10周年記念集会開催

【大紀元日本4月26日】1999年4月25日、およそ1万人の法輪功学習者が中国北京の中南海周辺に集まり、法輪功に対する不当な扱いを止めるよう政府に請願してから10周年になるのを記念して、25日午後、およそ1000人の法輪功学習者が台北市の中正記念堂(自由広場)に集まり、記者会見ならびに集団煉功を行った。

台湾内外の多くのメディアが集まった中、15時から始まった記者会見で、元北京大学法学教授・袁紅氷氏は、この十年来の法輪功に対する中共の政治的迫害は人類世界の中でも最も残酷な人権災難の一つだとし、「法輪功修練者たちが自らの精神信仰の権利を守るために、暴政に対して行ってきた平和的な請願は、人類全体の人権擁護活動の中の大きな一部分となっている」とエールを送った。

“4.25”10周年記念集会の記者会見で挨拶する袁紅氷氏(写真=大江/大紀元)

記者会見に続いて、古色豊かな音楽の中、黄色いシャツに白いズボンを身に着けたおよそ1000人の法輪功学習者による集団煉功が行われ、その整然とした美しく壮観な光景に、路行く多くの人々が足を止めて見入っていた。

“4.25”10周年記念集会で集団煉功をする法輪功学習者(写真=大江/大紀元)

法輪功学習者たちの集団煉功に見入る路行く人々(写真=大江/大紀元)

また、会場となった中正記念堂は、台北市の観光名所の一つとあって、大陸からの観光客を乗せたバスが次々に訪れ、バスから降りた観光客たちは一様に、今は大陸では見られなくなった集団煉功の光景に驚いた様子で、多くの人がそれをバックに記念撮影をしていた。ただ、会場周辺で配られていた中共政府による法輪功迫害の真相を伝えるチラシを受け取る人はほとんどいなかった。チラシを配布していた法輪功学習者によると、台湾に来る前に厳しく「教育」されているのだろうという。

集団煉功をバックに記念撮影をする大陸からの観光客(写真=大江/大紀元)

(記者・大江)

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