高校生の叫び「なぜ、私たちが怒ったのか」=湖北省石首市集団抗議事件の背景
【大紀元日本7月4日】私は、石首市の某高校の一人のごく普通の学生。期末試験が迫る中、「永隆ホテル」で謎の死亡事件が発生したと知ったと同時に市の「人民政府」と市民の双方の言い分をも耳に入ってきました。この場を借りて自分の見解を発表し、わが市の高校生を代表して社会と各メディアに対し、いくつかの論点を伝えて呼びかけをします。各ネット仲間による全力の支持をお願いします。
大多数の学生と同様に、私もわが市の政府の多くを知らないのです。政府を庇護する色合いが非常に濃い地元新聞をあまり読まないのです。しかし、良識を完全に失ったわが市政府の幹部の極めて愚かな行為を、私は自分の目で確かめてきました。
1999年、前述の「永隆ホテル」で、一人の女性は謎の死を遂げ、未解決のまま歳月が過ぎ去りました。2年前、16歳の少女がまたもやこのホテルで死亡、後に公安局に自殺と断定され、ホテルのマネージャーが家族に3万元(約40万円)を払って事件が早々に解決されました(このマネージャーが石首市長の弟)。同じく2年前に、三義寺付近で渡り船が河に沈没し百人あまりの乗客と乗員の全員が水死、その事故の情報が隠蔽されました。沈没後、政府は救助を怠りました。外部に実情を隠蔽する市政府は、事故で5人が死亡、2人が負傷と伝えました。このことについては、市民全員が証人です。小さいことですが大々的に行われた山底湖の欠陥工事も一例です(いまはすでに傷だらけで、現場が証拠になります)。また、前述のホテルの近辺、風俗と麻薬密売の温床になったこの地区、隣接するのは中学校と市内随一の繁華街であります。この犯罪が多発する区域では、公安の幹部が堂々と犯罪活動に加担するのが度々目撃されています。その影響が極めて悪く、市民の怒りの声が至る所で聞こえます。しかも、これらの犯罪の影響で、学校の犯罪率も猛烈な勢いで増加し続けています。校内は混乱状態に陥り、青少年の心身の健康的な育成に強い悪影響をもたらしています。問いただしてみたいですが、このような治安状況に、公安局と政府はなんの役割を果たしているのでしょうか。