広州で黒人200人が派出所を攻撃=広東省

【大紀元日本7月19日】7月15日午後3時、広東省広州市白雲広園西路美博城付近、鉱泉街派出所を約200の黒人攻撃した。原因はパスポートチェックを逃れようとした1人の黒人がビルから飛び降り死亡したことによる。先日、南方日報などメディアは、この衝突は警察がある黒人を死なせたことによるものと報道していたが、それについての情報は排除されたという。

広州日報の報道によると、現場にいた黒人1人の話では彼らは普段南海に住んでおり、衝突の原因はパスポートチェックを逃れようとしたある黒人がビルの18mの高さから飛び降り死亡したためだという。

事件発生後、広園西路の一部区間及び鉱泉街の全ての通りと機場路はすべて封鎖され、警察がそれぞれの衝突に参与した人々を解散させ、同日5時23分交通は回復した。

双方は数回の衝突を起こし、数百人の警察は増援し続け、暴動防止警察はシールドを手に対応していた。またパトカーからは英語で「この場を離れて下さい」と伝え続けていたとう。すでに警察と黒人の代表者が協議し人々は解散している。

先日、南方網で、四川省がネット上に掲示された広州警察関係者が黒人を死なせたという内容をすぐに封鎖し、原文も既に存在しなくなったという事を伝えている。その後、関連情報の討論はさまざまな地方のネット上で削除され、大洋網や天涯論壇網などもその中に含まれている。鳳凰網の表題は“広州で100人以上の黒人が派出所を攻撃、そのうちの黒人一人が警察の手により死亡”とされている。攻撃が行われている時には既にこの標題の一部は削除され、広州で100人以上の黒人が派出所を攻撃という部分の見出しが残されていた。

広州市社科技院城市管理研究所・黄石鼎所長は、現在広州在住(6ヶ月以上)の外国人は五万人に達し、中でもアフリカ人は二万人以上いる。しかしこのデータには不法滞在者の数は含まれていない。現在、広州の黒人は毎年30%から40%の早さで増加しており、ある人物はその総数は20万人に達していると予測しているようだ。

(翻訳・坂本)
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