絞り取られる天然資源=ペルーの「海鳥の落し物」

【大紀元日本7月25日】ペルーの首都リマから北、600キロに位置するマカビ島は、かつてペルー経済を中南米で最も豊かにさせた天然資源「グアノ」が大量に採取された島だ。グアノは海鳥の糞などから出来た肥料で、インカ文明時の言葉で「海鳥の落し物」という意味。

チリ硝石になるグアノは19世紀に近代科学工業発展に必要な資源として大量に採取され、現在この資源は枯渇状態にある。しかしマカビ島では、この10年間で再びグアノが空雑巾を絞るように採掘されている。

海鳥の個体数はこの2年間で400万増加したが、最盛期の19世紀の6000万羽には及ばない。ペルーのグアノは1トン当たり250米ドルでフランスに、イスラエルとアメリカには500米ドルで取引されている。天然資源の需要は世界的に増加傾向にある事が要因とされている。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。