土地の立退きに悩む村民を訪問した国連調査員、一時拘束へ=中国

【大紀元日本8月22日】中国国内の人権問題情報サイト「維権ネット」によると、国連の強制立退き問題諮問グループ議長のイブ・キャバネス氏(Yves Cabannes)が浙江省杭州市で20日、立ち退き問題に悩む村民を訪れた際、現地の公安によって一時拘束されたという。

キャバネス氏は、17日から始まる国際会議に参加するため、中国杭州市に滞在していた。会議が終わった後、同氏は杭州市東駅付近の立退き問題に悩む村民らを訪問。その後、目撃者によると、通訳者を含むキャバネス氏ら5人が公安によって一時拘束されたという。

同日午後、キャバネス氏らは解放された。

杭州市政府は、駅の拡張を理由に、広大な土地を徴用し、不動産の大開発を行う予定。立退きを強要された住民らは陳情や抗議を行っている。住民らは、キャバネス氏の拘束は立退き問題が絡んだものとしている。

(翻訳編集・小沢)
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