<政権樹立60周年> 北京大閲兵、強制参加の大学生らが抗議

【大紀元日本9月19日】政権樹立60周年を記念して10月1日に執り行われる大規模な「閲兵式(軍事パレード)」に参加するため、北京の大学生らは夏休みを返上して練習に参加している。数か月におよぶ炎天下の訓練に不満を募らせ、学生らが配られたTシャツを燃やしてボイコットする騒ぎもあった。ネットの掲示板には、不満を漏らす学生らの書き込みや、当事件に関するニュースが掲載されたが、当局が次々と削除している。

RFA(ラジオ・フリー・アジア)によると、匿名の大学生からの情報として、今年6月、訓練に参加する学生の人数を増やすため、学校側が不参加者に対して「海外留学と奨学金の機会を与えない」と発表したことから、学生らの間に不満が広がったという。北京大学の学生は、ネットの掲示版で「約3カ月間、炎天下で行う訓練は、我々に何のメリットがあるのか」とこぼす。

香港誌「争鳴」9月号によると、Tシャツを燃やした学生は「金持ちの政府関係者や官僚の子供たちの誰が訓練に参加したのか?なぜわれわれ貧乏人だけが強制されるのか」と憤慨しているという。中国当局は公安局を通して、ボイコットに参加した学生らを調査し、強制労働や学籍抹消などの懲罰を与えると警告した。

中国当局は10月1日の軍事パレードを行うために、北京だけでも120万人の「治安防衛」人員、20万人の海・陸・空軍および10万人の警察を動員する予定だ。さらに、海外から190匹の優良警察犬を輸入し、今月15日より日夜、巡回を行っている。同論文は、軍事パレードに向けた当局の方針は、胡錦涛・総書記が提唱した「調和社会、人が基本」という理念とかけ離れていると指摘する。

(翻訳編集・余靜)

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