中共政権樹立60周年、警戒態勢は「有事並み」

【大紀元日本9月25日】今年10月1日で政権樹立60周年を迎える中国共産党は、国威発揚のための重要なイベント「大閲兵(軍事パレード)」の成功に備え、厳戒態勢を強めている。

市内には赤い腕章をしたおよそ120万人の市民パトロール隊が動員され、監視の目を光らせる。また、9月に入ってからは7千人あまりの武装警察が夜間の市内パトロールを始めた。

今月15日から10月8日までは、さらに取り締まりを強化する。北京市を出入りする約200カ所の主要道路には検問所が設けられ、24時間体制ですべての搭乗者と車両に対してセキュリティ・チェックが行われる。また、列車や長距離バスなどで北京市内へ入る際には、身分証明書の提示が義務付けられている。

祝賀期間中は、天安門広場を中心とする市内半径200キロの範囲で、飛行機や伝書バト、凧(たこ)揚げも厳禁だ。

軍事パレードを中心とした予行演習は8月末以降、週末を中心に実施されてきたが、主会場の天安門広場周辺とパレード会場の長安街などはその度に全面通行禁止となった。

(翻訳編集・叶子)

関連記事
 【大紀元日本10月5日】数十万人の武装警察、140万人の市民警備、ロケット弾432発の人工消雨作業。将兵8千人、車両500台の閲兵式。新中国60周年記念日の成功のために、昨年の北京五輪開幕式を上回る
 【大紀元日本10月3日】中共政権樹立60周年の10月1日、中国では大規模な軍事パレードが行われ、国内外に充実した軍事力を見せつけた。その前日の9月30日、ロイターは人民解放軍に近い人物の情報を引用し
 【大紀元日本10月2日】1日の朝、上海からの直訴者10人が、天安門広場へ行く途中、警察に拘束された。そのうちの4人は、現場から逃げ出した。中国当局は今年8月から、政権樹立60周年の式典を「円滑に運ぶ
 【大紀元日本10月1日】中国遼寧省政府機関紙「錦州晩報」の27日付一面トップの写真に、共産党関連組織からの離脱を呼びかけるスローガンが映っていた。同ニュースは、海外中国語メディアに報道された後、注目
 【大紀元日本9月27日】中共政権樹立60周年を迎える北京で、政府にが導入した厳しい警備体制が明らかになった。 共産党当局の命令により、北京市を走るタクシーのおよそ7万台に監視装置の装着が義務付けされ