流行語で読み取る激変の中国(15)

【大紀元日本12月9日】

前回に続いて、今回は「中国官僚たちの新辞書」の後半を紹介する。

グロバール化の今、さすがの中国も、外来文化の刺激を受けて、思想や文化や言論などにおいて、しだいに変化し、いよいよ多彩多様になりつつある。

そして、公民意識の覚醒に伴って、官僚に対する非難や譴責も日増しに多くなってくる。国民の唾を避けるために、官僚たちも変容しながらその言い回しを工夫しなければならず、この「新辞書」は彼らの進化したものである。

中国官僚たちの新辞書(2)

「金に汚く好色する」と言わず、「誘惑に弱い」と言いたまえ。

「賄賂」と言わず、「公務手当」と言いたまえ。

「女性嫌がらせ」と言わず、「彼女には堪え難い魅力がある」と言いたまえ。

「倒産」と言わず、「所有権変更」と言いたまえ。

「腐敗」と言わず、「風紀不良」と言いたまえ。

「法の網から逃れられない」と言わず、「運が悪い」と言いたまえ。

「経済損失」と言わず、「学費納め」と言いたまえ。

「官費海外旅行」と言わず、「海外考察」と言いたまえ。

「個人の意志」と言わず、「組織の決定」と言いたまえ。

「仕返しをする」と言わず、「仕事上の需要」と言いたまえ。

「官職を願う」と言わず、「向上心が強い」と言いたまえ。

「汚職」と言わず、「管理不十分」と言いたまえ。

「愛人」と言わず、「異性の友」と言いたまえ。

「権力はお上から授けた」と言わず、「国民から授けた」と言いたまえ。

「告発されても処分しない」と言わず、「安定団結のため」と言いたまえ。

「独り決め」と言わず、「決断する勇気がある」と言いたまえ。

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