広西省林地の干ばつ被害、140億円超す 希少動物も生存危機

【大紀元日本4月16日】広西省林業庁が12日に発表した情報によると、珠江の水源地となる同省では、大干ばつにより林地も深刻な影響を受けている。その経済損失は、10億元(約140億円)以上。同省内の自然保護区に生息する動植物も、水不足に喘いでいる。

林業庁発表のデータによれば、同省の干ばつによる林地の被災面積は1305万ムー(約87万ヘクタール)に達している。

同庁の関係者が台湾メディアに明かした情報によると、省内の自然保護区で生息する野生動植物も、生存の危機に瀕している。広西チワン族自治区に生息する貴重な「白頭葉サル」の自然保護区では、サルの飲用水が不足し、植物保護区にある野生ランも被害を受けている。

また、同省では干ばつにより害虫も大量に発生。その被害面積は約111万ムー(約7・4万ヘクタール)、経済損失は8824万元(約12億円)に上る。

(翻訳編集・叶子)
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