【フォトニュース】121年の歴史に幕=銀座・歌舞伎座

【大紀元日本5月1日】歌舞伎の殿堂として121年の歴史をもつ歌舞伎座(東京都中央区)は30日、閉場式を行った。特別な日に掲げられる会場入り口の鳳凰丸はライトアップされて、堂々と最終日の舞台にお客を招き入れた。

式では尾上菊五郎さんや坂東玉三郎さんが舞踊を披露し、人間国宝の役者らが口上を述べた。舞台の最後に約200人が舞台に勢ぞろいして、坂田藤十郎さんの音頭で一本時締めをすると、2000人の観客は大きな拍手を送ったという。

最終日を友達と見に来たという渡辺芳美さん(67)は、「今日は最後ということで、何度も周辺を散歩してしまいました。閉鎖すると聞いたこの一ヶ月、ずっとそわそわしていました。近所に住んでいるので、よく写真をとったりしていましたが、なくなってしまうのは寂しいです」と歌舞伎座への思いを話してくれた。

月に2度ほど歌舞伎座へ歌舞伎を見に来ていたという定山寛子さん(52)は「あの歌舞伎座の舞台がもつ独特な『匂い』が失われるのは寂しいです。でも役者も新しい世代に変わっていくように、舞台も新しく変わるのだから、3年後が楽しみです」と話してくれた。

歌舞伎座は建替え工事のための3年間の休館をとり、2013年春に29階建てビルを併設した新劇場になる。その間は新橋演舞場などで舞台を行うという。

(佐渡)

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