中国衛生部:手足口病の感染急増、260人死亡

【大紀元日本5月8日】中国衛生部関係責任者が7日、国内メディアに対して、手足口病の感染状況は4月に急増、例年より早くピーク時期を迎えたと発表。5月4日までの感染者数42・7万人、死者260人、重症患者5454人が報告された。昨年より感染者と死者の数とも急増、また、4月1ヶ月間の感染者と死者の数とも、1月から3月までの合計の倍に増えた。感染は更に深刻になる見込みという。

衛生部疾病コントロールセンターの肖東楼副局長によると、4月末から5月現在まで発病の速度は早くなり、感染地域にも変化が見られた。08年の安徽省、09年の河南省から、今年の発生地は広東省と広西省に集中しているという。

感染状況が最も深刻な広西自治区では、全州県だけでも4月15日までに13人の死亡が報告された。広西自治区衛生庁関係者によると、今年の発病状況は歴史上最も深刻で、時期も例年より1ヶ月以上早まったという。全州県人民病院の関係者は、今年のウイルスはこれまでのものと違い、悪化するスピードが速く、発病から3日後に死亡するケースも観察されており、重症患者の場合、早ければ30分、遅くても7時間以内で死亡すると話した。

一方、東北部の吉林省長春市でも、感染が拡大している。市政府公式サイトの情報によると、現在長春市の感染者数は326人に上り、去年同期比93・93%の上昇。長春市の79の幼稚園や小学校で感染者が観測され、21校が閉鎖され、感染者が出た小学校では一部のクラスが授業を停止したという。また、今年は、感染しにくいとされている大人への感染も特徴的で、家族間での集中感染も多数出ているという。

(大紀元日本語ウェブ翻訳編集チーム)
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