冤罪で服役11年、「刑務所の管理に深く感謝」 ネットでブーイング=中国

【大紀元日本5月12日】隣人の失踪を起因とする殺人疑惑で、死刑(執行猶予2年)を宣告され、11年間服役した河南省商丘市柘城県在住の趙作海さん。今年5月に、死んだはずの被害者が突然、姿を現したため、趙さんは無罪となった。釈放を告げられたとき、趙さんは「刑務所の長年の管理と教育に深く感謝する」と一礼した。事件を報道した中国メディアのほとんどの記事に書かれており、インターネットユーザーからはブーイングを浴びている。

「刑務所での暮らしは安定」

中国メディアの報道によると、趙さんは取り調べを受けている期間中に、9回も罪を認める発言を繰り返したという。死刑判決を言い渡されても、一度も上告しなかった。その理由は、「逮捕前貧しい生活に比べて、刑務所での暮らしは安定している。落ち着いて服役すれば、刑期が短縮され、早く出られる」と答えたという。

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