年間クレジットカード不払い総額2・8兆円、不良債権リスク倍増=中国

【大紀元日本5月15日】去年一年間の、中国国内のクレジットカードの不払い総額は2千億元(約2兆8千億円)に達し、前年比50%増となる。中国中央銀行が5月13日に公表した「中国支払い体系発展報告(2009年)」で明らかになった。

同報告書によると、中国での短期融資による消費規模が拡大し続け、金融機関の個人への短期融資総額の38・5%を占めている。前年比0・3%増である。

また、2009年度において、支払期限6ヶ月超過のクレジットカード不払いが大幅増。76・96億元(約1077億円)に達し、前年比127・9%増。期末の請求予定総額の3・1%を占める。クレジットの不良債権リスクが高まったと懸念されている。

対応策について、中央銀行が関連の政策制定と監督管理の役割を果たし、クレジットカードローンや、偽造カードなどの犯罪取締を強化するなどと同報告書は記している。

(翻訳編集・叶子)
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