「神」はだめ、「サタン」はご自由に?中国検索エンジンがブロックした「敏感語」を検証

【大紀元日本5月16日】「ウェブ」という言葉は英語では「web」、つまり「クモの巣」を意味しており、世界中の情報が「クモの巣」のように四方八方につながることを表している。しかし、中国にいる4億人近いインターネットユーザーの「クモの巣」はところどころ糸が切れている。その切れた部分は、正に政府にとって都合の悪い個所であり、「敏感語」とも呼べる。ここから中国政府が何を恐れているかを垣間みることができる。

上の画像は、中国国内からアクセスした中国最大の検索エンジン「百度」の掲示板のスクリーンショット。どうやら「上帝(神)」はブロックされているようだ。「関連法規法律と政策に基づき、暫くの間は一般に開放できない」と出てくる。「上帝」についての話題は「敏感」で、都合が悪いのだろうか。

これとは対照的に、下の画像にみられるように、「撒旦(サタン)」は自由に論じていいようだ。

「神」はだめで、「魔」は許されているようだ。

「真相」を恐れ、「謊言(嘘)」を好むのだろうか。

「耶蘇(イエス)」の話題は禁じ、「犹大(ユダ)」の話題はご自由にという政府。

「釈迦牟尼」は「敏感語」で禁じられ、仏道修行を妨げる「魔王波旬」のスレッドはどこまでも続く。

「聖人」の話題はブロックされ、「悪人」の話題は盛んなようだ。

良い物を恐れ、悪い物を好む。実に恐ろしい。

(翻訳編集・心明)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明