「代金、立て替えて」 中国人バイヤーに泣かされる米不動産会社

【大紀元日本5月22日】最近、米国で住宅を購入する中国の富裕層が増えている。しかし、米の不動産関係者は中国からの来客を嬉しく思う反面、その常識のなさにも泣かされている。中国紙「環球時報」が米メディアの報道を引用して伝えた。

米国の銀行は、他国の銀行の残高証明をほとんど認めないため、中国人バイヤーの多くは現金で物件を購入する。その豊かな資金源に仲介会社は度々驚かされるというが、一方であれこれ紹介したあげく、売主の情報を引き出して、直接取引をしようとする「ルール違反」の中国人も続出しているという。

ある不動産仲介会社は、中国人バイヤーから「代金を立て替えて」と頼まれたとか。中国にお金はあるが、米国に口座を持っていないからだそうだ。

また、ラスベガスで不動産視察ツアーを組んだある不動産会社によると、米国に到着した中国人バイヤーが、不動産情報をまとめた小冊子を受け取った後、姿を消してしまい、事前に段取りしたスケジュールや貸し切りバスもキャンセルせざるをえなかった。「ごめんなさい」の一言もなかった。中国では空前の海外投資ブームが起きているが、もう少しビジネスマナーをわきまえてもらいたいという。

(翻訳編集・高遠)
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