従業員自殺続いた「富士康」、エンジニアが過労死か

【大紀元日本6月3日】従業員の自殺が続く中国大手電子部品製造メーカー、富士康(フォックスコン)で、5月27日にエンジニアが急死した情報が伝えられている。遺族は過労死と主張。同社に25万元(約350万円)の賠償金を求めている。

中国紙「明報」によると、死者は入社3年目のエンジニアの顔利さん(28歳)。製造工程の開発を担当していた。

遺族の証言によると、顔さんが所属していた部署は今年に入ってから激務が続き、徹夜の残業もしばしばあった。死亡直前の5月24日朝8時頃から25日夕6時頃まで34時間連続勤務した後、さらに26日朝8時頃から夜9時まで勤務した。27日未明2時40分頃、自宅にいた顔さんは突然呼吸困難に陥り、近くにいた妻が人工呼吸を施したが、救急隊が到着して間もなく、死亡が確認された。

地元公安当局は、他殺や自殺の可能性はないと公表した。

同社の広報担当者は、1日、会社は社内規則とマニュアルに沿って対応していくとし、個別の事案についてコメントはしないと回答した。

(翻訳編集・叶子)
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