タバコの空き箱、動くエコ自動車に変身=中国

【大紀元日本6月4日】中国西安の大学生5人が先月31日、1万280個のタバコの空き箱を再利用して造ったエコ自動車を発表した。「世界禁煙デー」にあたるこの日、学生らは製品の発表とともにキャンパスのクリーン化や禁煙を呼びかけた。エコ自動車は、発案から完成まで約1年かかったという。

発起人の孫勇敢(ソン・ヨンガン)さんは西安機電信息学院の学生で、日ごろからキャンパス内で喫煙する学生が増えていることに不安を感じていた。捨てられたタバコの箱で禁煙を呼びかけるためのオブジェを制作していたところ、エコ自動車の製作に思いあたった。エコ自動車のアイデアは自動車エンジニアリング学科の教師たちからの支持を得て、昨年10月、学校の「自動車研究開発センター」で製作されることになった。教師たちの指導のもと、鉄筋などの廃材と電気機械、ブレーキシステム、変速機などを装着し、総重量僅か300キロのリサイクル・エコ自動車が完成した。キャンパスにいる2500名の学生たちもタバコの箱の収集に協力したという。

孫さんによると、完成間近の3カ月は毎日明け方3時まで働いたという。肉体的には辛いが、とてもやり甲斐のあることだと話している。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。