「インターネットの有効管理は国家安全を保障」 中国政府白書、ネット検閲強化を示唆
【大紀元日本6月9日】中国国務院「新聞弁公室」は8日、「中国のインターネット状況」白書を発表、インターネットの「有効な管理」の実施を強調する内容。同白書は、「中国のインターネットの安全は深刻な脅威に直面している」とし、ネットの安全の確保は、国家の安全を保障する上での「必然的な措置」と強調した。
中国政府のネット検閲政策に反発して中国国内市場から撤退したグーグル社の問題や、中国政府のネット検閲システムに封鎖されている国外の有名ウェブサイトについて同白書では言及しなかった。その一方で、国内の利用者にとどまらず国外でも利用者と組織は中国の法律を遵守すべきで、「自発的にインターネットの安全を守るべき」と強調した。
また、「インターネットは国家の重要インフラである」と同白書は明記、「中国国内のインターネットは、中国の主権管轄の範囲に属し、その主権は尊重と保護がなされるべき」とした。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。