「米国が北朝鮮を侵略」中国歴史教科書の記述、韓国メディアが訂正要求
【大紀元日本6月25日】朝鮮戦争の開戦日である6月25日を前に、韓国の複数のメディアは、中国の中学校の歴史教科書で、同戦争に関する記述が事実を歪曲していると報じた。主要紙「中央日報」の報道は、中国政府に間違っている記述の訂正を呼びかけた。
中国政府機関が制作・発行する中学2年の歴史教科書では、朝鮮戦争に関して5ページに及ぶ説明の中、冒頭で「1950年6月に朝鮮内戦が勃発した」と書かれている。そして、「米国が自らの考えで派兵し、北朝鮮を侵略した。米国を中心とする国連部隊は38度線(南北国境線)を超え、鴨緑江(中朝両国の国境線)沿いまで戦火を蔓延させた」と記述。中国軍の参戦の目的は、「自国を守るため」とし、「米国に対抗して朝鮮(北朝鮮)を支援した」という意味で「抗米援朝」戦争だと表現している。
また、無数の命を奪いながらも3年間勝敗がつかず、「休戦協議」で幕を閉じたこの戦争について、同歴史教科書は「朝鮮と中国の勝利で収まった」と記述している。
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